マツダクレジットのマツダスカイプランの金利・審査とメリット・デメリットを解説
デミオやCX-8、ロードスターなど、マツダには人気の車も多いですよね。マツダクレジットでローンを組んで車を購入したい人も多いのではないでしょうか。
そこでこちらでは、残価設定型クレジット「マツダスカイプラン」の金利や審査、メリット、デメリットなどについてお話していきましょう。
マツダクレジットの「マツダスカイプラン」って?
マツダクレジットの「マツダスカイプラン」は、残価設定型クレジットです。よく「残クレ」とも呼ばれているタイプのローンですね。
マツダスカイプランでは、返済する金額の一部を残価支払い分として設定し、残りの金額を毎月返済していきます。そのため通常のローンよりも月々の支払額を抑えることができるのです。残価支払い分の設定額は車種などによって異なります。
残価支払い分は返済の最終回に支払うことになるのですが、支払い方法は次の4つのパターンから選択することが可能です。
新しい車に乗り換える
今まで乗っていた車を下取りに出して残りの支払い分を清算。新しい車に乗り換えます。
残りを一括で支払う
マツダスカイプランで購入した車にそのまま乗り続けたい場合には、最終回の残価支払い分を一括払いして乗り続けることも可能です。
分割払いをする
そのまま乗り続けたいけれど一括で支払いできないという場合には、再クレジットを組んで分割払いしていくことが可能です。
車を返却する
このまま乗り続ける予定がない場合には、車を返却して最終回の支払い分を清算します。
マツダスカイプランは残価設定型のクレジットなので、車を返却する時点で相場が下がっていたとしても残価は保証されます。
ただし、規定の状態で返却できない場合(走行距離が規定を超えているなど)は、負担金が発生する可能性があるということを覚えておきましょう。
残価設定型クレジットについての理解をもっと深めたい人は、こちらの記事も読んでみてください。
→残クレの審査などを詳しく知る
マツダスカイプランはどの車でもOK?
マツダスカイプランはマツダのどの車を買う時にでも利用できるローンなの? という点が気になる人もいるのではないでしょうか。
実はマツダスカイプランは、マツダの「スカイアクティブテクノロジー」を搭載した車のみに利用できる特別なローンとなっています。
利用できる車種は以下のとおりです。
・デミオ
・ロードスター
・アクセラ
・アテンザ
・CX-3、CX-5、CX-8
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マツダスカイプランのメリット
マツダスカイプランのメリットは、なんといっても「月々の返済額が抑えられる点」です。通常のローンでは手が届かなかった車種を選ぶことができるなど、選択の幅が広がります。
また、返却、乗り換えの時点で車が規定の状態ならば「残価が保証される」という点もメリットです。中古車市場の相場はどんどん変わるため、返却の時点では相場が下がっているかもしれません。しかしマツダスカイプランを利用していれば、相場が下がっても残価が保証されるので安心なのです。
規定の状態で走行距離も規定内に収まっていれば、下取りによって清算するだけでOK! まさに「乗った分だけ支払えばいい」感覚ですよね。
マツダスカイプラン、乗り換えする場合にはどうなるの?
マツダスカイプランの魅力の一つとして、今乗っている車を返却することによって最終回の支払いをし、新しい車に乗り換えができる点が挙げられます。
3年や5年ごとに新しい車に乗り換えられるのは嬉しいですし、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる点も魅力ではないでしょうか。
結婚してセダンに、赤ちゃんが生まれてミニバンに、子供が独立したのでコンパクトカーに……など、その時に最適な車に乗り換えることができるんです。
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マツダスカイプランのデメリット
マツダスカイプランのデメリットとしては、走行距離の規定がある点や、ドレスアップやカスタマイズなどが自由にできない点などが挙げられるでしょう。
規定の走行距離以上に乗ってしまうと、返却時に負担金が発生してしまいます。
また、最終回に乗り換え、返却をする場合には、車を元の状態に戻さなければなりません。そのため、ドレスアップ、カスタマイズなどをするのはあまり望ましくないのです。
そのほか、そのまま乗り続けるために再クレジットを組む場合にもデメリットが。
再クレジットを組む際の金利は、マツダスカイプランよりも高い金利になってしまいます。そのため、長く乗りたいという人は最初から通常のローンを組んだほうがお得になるケースもあるでしょう。
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マツダクレジットの「マツダスカイプラン」の金利は?
残価設定型クレジットのマツダスカイプラン。まず気になるのは、やはり金利ではないでしょうか。
マツダスカイプランの金利は実質年率2.99%です(平成30年7月現在)。これは、ディーラーローンの中ではかなり低い金利と言えるのではないでしょうか。ディーラーローンには金利が5%〜8%くらいのものも多いですから、そう考えるとこの低金利は魅力です。
ただし先ほども少しお話した通り、最終的に買い取りにして再クレジットを組むときにはこの金利は適用されません。
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マツダクレジットの「マツダスカイプラン」審査は厳しい?甘い?
マツダスカイプランを利用するにあたって、「審査が厳しいかどうか」という点も気になりますよね。まずは審査に通らなければ始まりません。
ディーラーローンは、銀行などで組む自動車ローンに比べると審査基準が緩いなどと言われています。やはりディーラーとしては車を売りたいわけですし、審査に通ってもらわなければ売れませんよね。
ただし、誰でも審査に通るわけではありません。借り入れの金額のわりに年収が少ない場合などには、審査に通らない可能性もあります。逆に年収が低くても、借入額が少なければ審査に通る可能性もあります。
審査に通りそうにない場合には、頭金を増やす、グレードや車種を変える、保証人をつけるなど、ディーラーから提案されることもあるようですよ。
マツダクレジットの審査時には在籍確認はある?
ローンを組むにあたって気になるのが「在籍確認」ですよね。ディーラーローンの場合には在籍確認が無かったというケースもあるようですが、基本的に金融機関などでローンを組む際には在籍確認は行われるものです。
ですから、マツダクレジットを利用する際にも在籍確認はあるというつもりでいたほうが良いでしょう。
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マツダスカイプランの返済シュミレーションをしてみる
マツダスカイプランは月々の返済額を抑えられるのがメリットですが、どのくらい抑えられるのかイマイチイメージがわかない人も多いのではないでしょうか。
そのような場合には、シミュレーションをしてみるのが一番です!
マツダクレジットの公式サイトに「お支払金額をシミュレーションする」というページがあるので、そちらを利用してみましょう!
車種やグレード、価格、支払いプランの選択(ここではマツダスカイプランを選択します)をしましょう。
そして頭金や下取りの金額などを入れると、月々の支払金額が出てきます。
他のローンを利用するときと月々の返済額がどのくらい返済額が変わるか比べてみても良いかもしれませんね。
マツダスカイプランを利用すると、思った以上に月々の支払額が抑えられるということがお分かりかと思います。
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マツダスカイプランと似た「マツダアドバンテージローン」
マツダスカイプランは、スカイアクティブテクノロジー搭載車のみに利用できるローンでしたよね。じゃあ、他の車を購入するときに使えるローンにはどのようなラインナップがあるの? と疑問に思った人もいるのではないでしょうか。
マツダクレジットのローンのラインナップは?
マツダクレジットにはマツダスカイプランのほかにも、一般的な自動車ローンである返済回数指定クレジットや毎月の返済金額を指定できる返済金額指定クレジット、ライフルタイルに合わせて返済期間中の返済額を3段階に変更することができる(最初の返済額を抑えるステップアップ、購入当初に多めに返済しておくステップダウンなど)ステップクレジットなども用意されています。
マツダアドバンテージローンとは?
そしてもう一つ、マツダスカイプランと似ている据置額設定型クレジットの「マツダアドバンテージローン」があります。こちらはマツダスカイプランとは違い、商用車を除く新車全車種に対応したローンです。
こちらのマツダアドバンテージローンも、マツダスカイプランと同じように最終回の支払い方法が選択できるローンです。
最終回では、新しい車に乗り換える、一括で支払う、再クレジットを組んで分割で支払っていく、車を売却するの4つから選ぶことができます。
マツダアドバンテージローンの場合、走行距離やカスタマイズなどの制限なく車に自由に乗ることが可能です。しかも、最終回の据置支払い分があるため、一般的な自動車ローンに比べて月々の返済額を抑えることができるのです。
そのため、月々の返済額を抑えて憧れの車を購入したいという人や、変化していくライフスタイルに合わせて車を乗り換えたいという人にもおすすめのローンと言えます。
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マツダスカイプランの金利はアドバンテージプランよりもお得か
ここで気になるのが、マツダスカイプランとマツダアドバンテージローンの金利の違いではないでしょうか。
先ほどもお話した通り、マツダスカイプランの場合、金利は実質年率2.99%です(平成30年7月現在)。一般的なディーラーローンに比べるとかなりお得な印象を持つ人も多いのではないでしょうか。
一方のマツダアドバンテージローンの場合には、金利は実質年率3.99%となります(2018年9月現在)。
マツダスカイプランの方が少しお得になりますが、こちらも、一般的なディーラーローンに比べると比較的金利が低めの印象です。
なお、金利が低ければディーラーローンにこだわらないという人は銀行マイカーローンも検討するとよいでしょう。
というのも、例えば地銀の静岡銀行「しずぎんマイカーローン」やメガバンクの三菱UFJ銀行「ネットDEマイカーローン」ならもっと低い金利でマイカーローンを利用することも可能なんです。
以下の金利比較表をご覧ください。
【金利比較表】
金利(年) |
|
マツダスカイプラン |
2.99% |
マツダアドバンテージローン |
3.99% |
静岡銀行マイカーローン |
2.4%または3.4% |
1.500%〜2.450% (変動金利) |
比較表に含めた下の2つは銀行のマイカーローンということで、審査基準がディーラーローンより厳しい可能性があります。
でもそのぶん、さらなる低金利、銀行の安心感という大きなメリットを得られる自動車ローンとなっているので、詳しく知りたい人は記事下部の解説ページを読んでみてください↓
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マツダアドバンテージローンのデメリット
走行距離を気にしなくていい、しかも、ドレスアップもし放題! それなら、残価設定型クレジットのマツダスカイプランを利用するよりもこちらの方がお得では? と思う人もいるかもしれませんね。
しかし、マツダアドバンテージローンにはデメリットもあります。一体どのような点がデメリットだというのでしょうか?
マツダスカイプランの場合は残価設定型クレジットですから、規定の状態で車を返却できればその時の相場に関わらず残価は保証されます。
一方のマツダアドバンテージローンの場合には、「据置額は最終回の支払い時点での車の査定額や価値を保証するものではない」と書かれています。さらによく見ると、販売会社には車両買い取りの義務は無いとも書かれています。
つまり、最終回に売却しようと思ったときにあまりにも走行距離が多かったり、ドレスアップなどによってひどく傷が付いたり状態が悪くなったりしている場合には、査定額(車の価値)はかなり下がってしまう可能性が考えられます。あまりにも車の状態が良くない場合には、ディーラーで買い取ってもらえないこともあるかもしれません。
マツダスカイプランは、ある程度の制限があるけれど残価が保証されるローン、一方のマツダアドバンテージローンは、自由度は高いけれど車の状態によっては価値が下がってしまい、残価が保証されないという違いがあると言えます。
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マツダスカイプランの注意点
マツダスカイプランを利用するにあたっては、事前に理解しておくべき注意点がいくつかあります。
申し込んでから「こんなはずじゃなかった」とならないために、しっかり確認しておきましょう。
マツダスカイプランは走行距離の制限がある!
マツダスカイプランには、走行距離の規定があります。この規定が守られていないと、残価が保証されなくなってしまいます。
マツダスカイプランには1,000kmタイプと1,500kmタイプがあり、1,000kmタイプの場合、支払回数から1を引いた数に1,000(km)をかけて出された距離、1,500kmタイプの場合には、支払回数から1を引いた数に1,500(km)をかけて出された距離になります。
通勤や通学、近所への買い物が主な用途だという人なら問題なさそうですね。走行距離が規定におさまりそうにないという人は、別途支払金が発生する可能性があるため注意しましょう。
マツダスカイプランで購入した車で事故を起こしたら
マツダのスカイプランの残価がしっかりと保証されるためには、走行距離のほかに、「既定の状態で返却できること」も条件となってきます。
「定められた規定」の中には、評価減が、特約制限の免責点数「50点」を超えないことが条件とされています。つまり、これを超えると負担金が発生してしまうということになるのです。
そのため、「マツダスカイプランで購入した車で事故を起こしたらどうなるの?」という点について不安に感じた人もいると思います。この点についてはどうなのでしょうか。
事故と言っても、小さな事故で車にあまり被害が無かった場合にはさほど影響しないと思われます。しかし、大きな事故で規定の状態で返却できなくなってしまった場合には、やはり負担金がかかってしまうことになるでしょう。マツダスカイプランを利用するときには、その点に十分ご注意を!
マツダスカイプランは繰り上げ返済できる?
手持ちのお金に余裕がある時にじゃんじゃん繰り上げ返済をして、なるべく早く自動車ローンを完済したいとお考えの方もいると思います。
マツダスカイプランは、繰り上げ返済は可能なのでしょうか?
結論から申し上げると、マツダスカイプランは一部繰上返済はできません。
契約中に一括清算をすることなら可能なので、お金に余裕がある時にコツコツ貯金をしておいて一括清算を目指すのも良いかもしれませんね!
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中古車を買うならこっちのローン
マツダには中古車検索サイトがあり認定中古車を探すことも可能なので、車購入の予算を抑えたい人は注目です。
ただし、中古車の場合にはマツダスカイプランやマツダアドバンテージローンなどは利用できません。中古車購入時に組むローンの方が、新車購入時よりも金利が高めになってしまう傾向があります。そのため中古車を購入する場合には、ディーラーではなく銀行などのマイカーローンを利用したほうが良いでしょう。
先ほどもちらっと紹介しましたが、静岡銀行しずぎんマイカーローンや三菱UFJ銀行ネットDEマイカーローンなら、新車、中古車どちらも同じ金利でローンを組むことが可能です。
こちら↓では金利はもちろん、審査や口コミについても詳しく解説しているので、中古車の購入を検討しているのであれば参考にしてみてください。
静岡銀行しずぎんマイカーローンの解説ページへ
三菱UFJ銀行ネットDEマイカーローンの解説ページへ
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マツダクレジットの「マツダスカイプラン」の金利や審査、メリットやデメリットについてお話してきましたが、いかがでしたか。
マツダスカイプランはスカイアクティブテクノロジー搭載車にしか利用できませんが、金利が低いため条件が合えばお得と言えるでしょう。
いろいろな自動車ローンのメリットとデメリットを知ったうえで、上手に選んで利用してくださいね!
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