いくらまでが妥当?自動車ローンの月々返済額と平均年数
自動車ローンを組むにあたって気になるのは、
月々いくらくらいまでなら無理なく返済していけるのか、何年で返済したら良いか
ということではないでしょうか。
金利やサービス内容によって月々の費用は変わるので、自動車ローンを組む前によく検討しましょう。
自動車ローンは月々いくら支払えばどのくらいの車が購入できるのかを詳しく解説していきます。
カーローンの種類
自動車ローンは大きく分けて、
・銀行ローン
・ディーラーローン
・自社ローン
の3種類があります。
それぞれ特徴が違うローンになるので確認しておきましょう。
銀行ローン
銀行ローンはを利用するメリットは、
・金利が2〜4%と低金利
・自動車の所有権が購入者にある
といったものがあります。
自動車のような高価な買い物をするときは、金利によって返済額が大きく変わるので、大きなメリットと言えますね。
このように、銀行ローンで自動車を購入するメリットはかなりありますが、
・他の自動車ローンよりも審査が厳しい
・手続きが1週間ほどかかる
といったデメリットも存在します。
とはいえ、長期的に見ると、低金利である銀行ローンを選ぶのが賢明ではないでしょうか。
ディーラーローン
ディーラーローンを利用することで、
・手間が少なく、すぐに契約ができる
・審査難易度が銀行ローンよりも低い
といったメリットがあります。
しかし、ディーラーローンの場合は所有者がディーラーになるので、
・車のカスタムができない
・自由に車の売却ができない
といったデメリットもあります。
ディーラーローンは、手間もかからずすぐに契約ができるので、申し込みがしやすいです。
ただ、長期的に見るとデメリットが多いので、急ぎで購入する必要がない人は銀行ローンを検討するのもありですね。
自社ローン
自社ローンとは、主に中古車販売店が独自で行っているローンのことをいいます。
自社ローンの場合、金利が0%であることも珍しくなく、審査にも通過しやすいというメリットもあります。
ただ、
・金利分を自動車本体代に上乗せされることがある
・借入期間が短いことがある
といったデメリットもあります。
自社ローンを利用する際は、本当にお得なのか、トラブルになる原因はないか確認しておいたほうが良いでしょう。
自社ローンとディーラーローンの特徴は似ている部分が多いので、当サイトでは、どちらもディーラーローンとして扱っています。
自動車ローンの月々の返済額は金利でこんなに変わる
自動車ローンの返済額について論じる前にひとつ、金利の重要性は抑えておくべきかと思います。
金利はパーセント表示なのでイメージがしにくいのですが、借り入れ額が高いほど返済額に大きな影響を与えるもの。
月々の返済額が数百円、数千円の差であってもそれが何か月も続くため、塵も積もれば山となっていきます。
金利(年) | 月々の支払額 | 総支払額 | |
---|---|---|---|
損保ジャパン |
1.9%〜2.95% |
42,959円 | 1,031,016円 |
三菱UFJ銀行 |
1.500%〜2.450% |
42,738円 | 1,025,720円 |
auじぶん銀行 |
2.2%〜17.5% |
42,514円 | 1,140,993円 |
筑波銀行 |
1.5%〜3.0% |
42,981円 | 1,031,539円 |
トヨタ |
6.8% |
44,681円 | 1,072,354円 |
マイカー賃貸カルモ | − |
5万円前後 |
120万円前後 |
上の表では、100万円の自動車を2年間で購入した場合の金利の差を表していて、
下の表では、200万円の自動車を4年間で購入した場合の金利の差を表しています。
(それぞれ、金利は上限金利で借りていることを想定しています。)
金利(年) | 月々の支払額 | 総支払額 | |
---|---|---|---|
損保ジャパン |
1.9%〜2.95% |
44,136円 | 2,118,511円 |
三菱UFJ銀行 |
1.500%〜2.450% |
43,784円 | 2,101,636円 |
auじぶん銀行 |
2.2%〜17.5% |
53,654円 | 2,575,426円 |
筑波銀行 |
1.5%〜3.0% |
44,268円 | 2,124,872円 |
トヨタ |
6.8% |
47,707円 | 2,289,909円 |
マイカー賃貸カルモ | − |
5万円前後 |
240万円前後 |
このように、借入金額が大きくなればなるほど、最終的な支払額の差が大きくなることがわかります。
損保ジャパンのマイカーローンの金利は、2.95%と低金利のうえ、固定金利を採用しているので、金利が変わることもないので安心して借り入れができますね。
三菱UFJ銀行のマイカーローンの魅力は低金利であることと、メガバンクのマイカーローンである安心感ではないでしょうか。
一方、auじぶん銀行カードローンのマイカーローン利用は金利が高い印象ですが、融資に積極的という異なるメリットがあります。
金利より、スムーズな借入れを望む人にとっては、こちらも検討の余地があると言えるでしょう。
この3つのマイカーローンは、日本国内どこからでも申し込みができるというメリットもあるので、借り入れもしやすいでしょう。
また、筑波銀行マイカーローンのような地方銀行の自動車ローンでも低金利な商品はたくさんあります。
自分の住んでいる地域の銀行にもお得なマイカーローンを取り扱っているところがあるかもしれませんね。
ただ、多くの地方銀行のマイカーローンは、営業区域内に住んでいる人でなければ借り入れができない商品があるので事前に確認をしておきましょう。
ディーラーローンは手続きがスムーズにできるメリットがありますが、上の表を見てのとおり、金利が高いのがよくわかりますね。
お得に借り入れをしたい人は、、銀行のマイカーローンにも目を向けてみるのも良いのではないでしょうか。
「カルモ」はローンではなくリースサービスの一種。
借りる車種や年数、グレードなどがプランによって異なるので、ニーズに合わせてカーライフをデザインできるのが強みです。
リースなので、頭金や車を保有するうえでネックとなる維持費もかかりません。
総合的な負担を考えると、この選択肢も捨てきれないでしょう。
色々な車に乗りたい人や飽き性の人にとっては魅力のあるサービスかもしれません。
ここまで紹介したとおり、金利が変わると総支払額が大きく変化します。
そのため、金利は少しでも低いほうが良いといえるでしょう。
一刻も早く自動車を手に入れないと生活に支障が出るという人でない限り、銀行のローンに申し込んでお得に借り入れをしたいですね。
当サイトには、表に出した自動車ローンやサービスについての解説記事もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
損保ジャパンのマイカーローンを知る
三菱UFJ銀行のマイカーローンを知る
auじぶん銀行カードローンを知る
筑波銀行のマイカーローンを知る
トヨタのローンを知る
マイカー賃貸カルモを知る
月々の返済額はいくらくらいが良い?
自動車ローンの月々の返済額は、毎月かかる住居費や生活費、娯楽費、公共料金などをきちんと把握したうえで決める必要があります。
また、ガソリン代や車検代、保険料など、車にかかる毎月の費用についても考えておかなければなりません。
早く返済をしたいからと無理な金額に設定してしまうと、途中で返済できなくなってしまう危険もあるので注意しましょう。
自動車ローンの返済について不安な人は、自動車ローン返済のいろはについても記事で書きましたので、こちらも参照してみてください。
まずは固定の出費を把握してみよう
月々返済額をいくらにするべきか、ということに関しては、年収、月収によって大きく変わってきます。
まずは、毎月必ずかかる固定の出費(家賃、水道光熱費、保険など)を書き出してみましょう。
それを毎月の給料から引くといくら残るか把握してください。
そして残ったお金のうち、食費、生活雑貨にかかるお金、被服費、交際費、ガソリン代などの車費にいくらくらい使うかを考えます。
そのうえで残ったお金が、自動車ローンに充てることができるお金だと考えることができます。
生活費にかかる金額は人それぞれです。
家賃を払っている、他にローンがあるといった条件によっても変わってきますが、月々の自動車ローンの返済額は月収の20%〜25%くらいまでに収めておいた方が良いと言えます。
ボーナス返済なしの場合の返済額の目安
ボーナス返済無しで自動車ローンを組んだ場合、
月収 | 月々の返済額 |
---|---|
17万円 | 3万円〜4万円 |
25万円 | 5万円〜6万円 |
となります。
そのため、月収17万円の人なら5年ローンで180万円程度の自動車が購入の目安となるでしょう。
ボーナス返済ありの場合の返済額の目安
では、ボーナスありの場合は月々の返済額はいくらぐらいになるでしょうか。
上の、ボーナス返済無しの人が、ボーナス返済ありにすると、
月収 | ボーナス返済額 | 月々の返済額 |
---|---|---|
17万円 | 6万円〜8万円 | 1万円〜2万円 |
25万円 | 10万円〜13万円 | 3〜4万円 |
というようになります。
ボーナスは年2回×2ヶ月分で計算しています。
また、月々の返済額をそのままにして、ボーナス返済をありにすれば、返済期間が短縮できます。
ちなみに自動車ローンのボーナス返済の目安は、ボーナス支給額の20%〜25%ほどです。
ただし、勤務先の状況によってはボーナスが少なくなってしまうこともありますし、住宅ローンやカードローンでもボーナス返済をするとなると、ボーナスがほとんど手元に残らなくなってしまいます。
そのため、ボーナスに頼りすぎた返済をするのも控えたほうがよいでしょう。
普通車の月々の返済額の目安
コンパクトカーのような3ナンバーの場合は100万円〜200万円程度で買えるのに対し、新車の3ナンバーの大型車やSUVの場合は300万〜400万ほどと、金額に開きがあります。
下の表では、普通車の平均返済額をまとめています。
100万円〜200万円の普通車 | 15,000円〜20,000円 |
---|---|
300万円〜400万円の普通車 | 20,000円~30,000円 |
(頭金の金額や、借入期間、ボーナス払いの有無によって返済金額は変動します。)
200万円の車を5年で返済すると、月々の返済額が4万円前後になるので、頭金を入れたり、ボーナス返済を利用して月々の返済額を抑えているようです。
頭金やボーナス返済を考慮して計算すると、
返済期間 | 5年 |
---|---|
頭金 | 50万円 |
ボーナス返済額 | 45,000円 |
月々の返済額 | 19,400円 |
総返済額 | 2,117,182円 |
※金利は3%で計算
となります。
住宅ローンやカードローンの返済がなければ月収17万円でも自動車購入は難しくないことがわかります。
軽自動車の月々の返済額の目安
次に、軽自動車の返済額の目安を見ていきます。
軽自動車は普通車に比べ、低価格で購入ができるので、頭金を入れない人もいるようです。
もちろん、グレードを上げれば200万円近くかかるものもありますが、中古車なら100万円未満のものが多くみつかります。
そのため、軽自動車の平均返済額は、
軽自動車 | 〜1万5000円 |
---|
というように、普通車に比べると月々の返済額を抑えている人が多いようです。
これを踏まえて、軽自動車を購入するなら、
返済期間 | 4年 |
---|---|
頭金 | なし |
ボーナス返済額 | 45,000円 |
月々の返済額 | 14,600円 |
総返済額 | 1,062,447円 |
※金利は3%で計算
といったような計算になります。
これに加え、頭金を入れたり、返済期間を伸ばしたりすることでさらに月々の返済額を抑えることも可能です。
自動車ローンはいくらまで借りられる?
車のローンはいくらまで借りられるのか、という点は自動車を買う前にしっかり知っておきたいですよね。
実際には、借りられる金額は年収によって大きく異なってきます。
ローンの借入金額は、「年収の何%程度になるか」によって決められます。
ここで、登場するのが『返済比率』という言葉です。
返済比率とは?
返済比率とは、年収に対する自動車ローン(借入額)の割合のことを言います。
借入額÷年収=返済比率
一般的には、年収に対する自動車ローンの割合は、25%程度までなら審査に通ることが多いと言われています。
ですが、必ず、返済比率25%なら契約できるわけではありません。
というのも、金融機関によって基準は多少異なるからです。
また、年収によっても審査に通る返済比率は変わってきます。
返済比率が高くなりすぎると、審査に落ちる可能性が高くなってしまうので注意が必要です。
例えば、年収200万円の方の場合、返済比率を25%とすると
200万円×0.25=借入額 となるので、
年間に借りられる金額は50万円程度ということになります。
月々の返済で考えてみると、4万円強です。(金利等は含まれておりません)
もし年収300万円なら、年間に借りられる金額は75万円(月6万円強)ですね。
それなら全然大丈夫! と思った方もいると思いますが、ここで一つ注意が必要です。
返済比率は、これから組もうと思っている自動車ローン以外のローンも含めて考える必要があります。
住宅ローンや教育ローンなども組んでいる場合、これらを含めた返済額で返済比率を考えなくてはなりません。
例えば、年収300万円で住宅ローンの返済を月6万円行っているという場合には、新たに自動車ローンの借り入れをするのは難しくなってくるでしょう。
この返済比率を考慮すると、
自動車ローン借入額=年収×返済比率(25%)×借入期間
となります。
例えば、3年ローンで借り入れをしたい時は、
年収:200万円 | 200万×25%×3年=150万円 |
---|---|
300万円 | 300万×25%×3年=225万円 |
400万円 | 400万×25%×3年=300万円 |
となります。
より多くの借り入れをしたい場合は、借入期間を伸ばすことで審査に通過する確率が高くなります。
どうしても借りたいなら頭金を増やすなどの対策を
どうしても借りたいけれど、返済比率的に難しいという場合には、これから買う車のグレードを少し落とすという手があります。
しかし、それはどうしてもしたくない、今狙っている車を諦めたくないという場合には、頭金を増やして借り入れの金額を少なくするなどの対策をしましょう。
頭金が0円の場合とそうでない場合のローンシミュレーション
頭金を入れると利息が少なくなるだけでなく、月々の返済額も抑えることができるので、できるだけ入れておきたいですね。
では、頭金があるのとないのとではどのくらいの差がでるのか確認してみましょう。
一般的に、頭金は自動車の総支払額の20%〜30%が平均といわれています。
つまり、
総支払額 | 頭金の目安 |
---|---|
100万円 | 20万〜30万円 |
200万円 | 40万〜60万円 |
300万円 | 60万〜90万円 |
400万円 | 80万〜120万円 |
ほどが目安ということになります。
もちろん、それ以上に頭金を払う余裕があるなら多めに出しておいて損はありません。
今回は、総支払額200万円、ボーナス返済はなしで計算しています。
200万円の車を頭金0円で購入する場合
−金利3%−
支払金額\返済期間 | 2年 | 4年 | 6年 |
---|---|---|---|
月々の返済額 | 85,900円 | 44,200円 | 36,589円 |
返済総額 | 2,063,098円 | 2,124,895円 | 2,187,889円 |
支払利息総額 | 63,098円 | 124,895円 | 187,889円 |
−金利6%−
支払金額\返済期間 | 2年 | 4年 | 6年 |
---|---|---|---|
月々の返済額 | 88,600円 | 46,900円 | 33,100円 |
返済総額 | 2,127,389円 | 2,254,562円 | 2,386,496円 |
支払利息総額 | 127,389円 | 254,562円 | 386,496円 |
このように、頭金がなしだと、月々の返済額がかなり多くなってしまいます。
また、総返済額が大きくなるので金利の影響を受けやすくなります。
頭金の用意ができない人は、より低金利で長期間の返済をしていくことで、月々の返済額を抑えることができるでしょう。
200万円の車を頭金50万円で購入する場合
では、50万円の頭金を入れるとどのくらい変化があるのでしょうか。
−金利3%−
支払金額\返済期間 | 2年 | 4年 | 6年 |
---|---|---|---|
月々の返済額 | 64,400円 | 33,200円 | 22,700円 |
返済総額 | 1,547,323円 | 1,593,671円 | 1,640,916円 |
支払利息総額 | 47,323円 | 93,671円 | 140,916円 |
−金利6%−
支払金額\返済期間 | 2年 | 4年 | 6年 |
---|---|---|---|
月々の返済額 | 66,400円 | 35,200円 | 24,800円 |
返済総額 | 1,595,541円 | 1,690,922円 | 1,789,871円 |
支払利息総額 | 95,541円 | 190,922円 | 289,871円 |
見て分かるとおり、借入金額が150万円で済むので、月々の返済額も大幅に少なくなります。
また、借入金額が少なくなったことで、金利も軽減されています。
これに加えてボーナス返済をすれば返済がかなり楽になるでしょう。
自動車ローンを組む際の注意点
ここまでで自動車ローンを契約する際のポイントは分かったと思います。
なので、ここからは注意点について解説していきます。
思わぬ落とし穴があるかもしれないので、しっかりとチェックしていきましょう。
中古車販売店でローンを組むと、金利が高くなる可能性がある
予算の都合上、新車ではなく、中古車の購入を検討している人も多いのではないでしょうか。
そして、中古車販売店でローンを組もうと考えている人もいると思います。
しかし、見出しにある通り、新車ローンよりも中古車販売店のローンは金利が高い場合があります。
ディーラーローン同様、中古車販売店のローンもすぐに手続きが始まるので、手間もかからず、スムーズに納車できます。
ただ、金利は6〜8%ほどと、ディーラーローンよりも金利が高いことがあります。
なぜこのように金利が高くなってしまうのかというと、
・ローン会社へ中古車販売店が仲介手数料を支払うため
・審査が通過しやすいため、金利が高い
・手間がかからないので、ある程度金利が高くても契約する人が多いため
といったことが挙げられます。
銀行ローンなら審査に時間がかかってしまいますが、借り入れができれば中古車販売店の半分ほどの金利で借り入れができます。
なので、時間に余裕がある人は銀行ローンを検討してみてはいかがでしょうか。
自動車を購入するときにはローンのほかにも月々の維持費を考えて
軽自動車だけでなく、普通車にも言えることですが、車を購入する前には「維持できるかどうか」もしっかり考えましょう。
毎月のガソリン代や保険料のほか、車検の費用もかかるため、そのためのお金を貯金しておかなければなりません。
さらに、駐車場を借りる場合には駐車場代もかかります。
軽自動車なら手軽に買えるから大丈夫! と思ってしまいがちですが、維持費が意外な落とし穴となってしまうこともあるため事前に十分検討しましょう。
妥当な金額は、必ずしも自分に当てはまるとは限らない!
一般的な「妥当な返済金額」が、必ずしも、自分にとっての妥当な返済金額とは限りません。
家賃や交際費、趣味にかかるお金、自動車ローン以外のローンなど、月々の出費は人それぞれ。
一般的な妥当な金額というだけで決めてしまうと、返済が苦しくなることも考えられるため注意が必要です。
自動車ローンは、無理なく返済できる金額だけ借り入れするようにしましょう。
まだ車を買うのは厳しいかな…と思ったら、無理をせず頭金を貯めてから買うのがおすすめです。
頭金を増やせばローンの借入額を減らすことができますし、自動車ローンの審査に通りやすくなるというメリットもあります。
また、月々の返済金額も抑えることにもつながりますよ。
Q&A
最後に、よくある疑問について解説していきます。
支払い途中で返済額や返済期間が変更可能か
自動車ローンを契約した後に、収入が増えたから返済額も増やしたいと思うかもしれません。
返済額を上げればローンの期間も短くなり、利息も少なくなります。
逆に返済額を下げれば生活に余裕が出ますね。
では、マイカーローンでは返済額や返済期間を変更できるのでしょうか。
今回は、
・損保ジャパン
・三菱UFJ銀行
・筑波銀行
の3つの銀行マイカーローンのコールセンターに問い合わせてみました。
問い合わせた結果は表のとおりです。
返済額の変更 | 繰り上げ返済 | |
---|---|---|
損保ジャパン | × | × |
三菱UFJ銀行 | × | ◯ |
筑波銀行 | × | ◯ |
このように、すべての銀行で返済額の変更はできないようです。
ただ、三菱UFJ銀行と筑波銀行では繰り上げ返済が可能とのことでした。
そのため、返済金額や期間の変更をしたくなったら、繰り上げ返済や、借り換えを活用すると良いでしょう。
自動車ローンの借り換えについては「自動車ローンの借り換えについて詳しく解説」で紹介しているので、チェックしてみましょう。
自動車ローンの返済における平均年数はどのくらい?
長い期間自動車ローンを組むと月々の返済額が少なくなって嬉しいですが、次に車を買い替えたい時にローンが残ってしまうのは困りますよね。
かといってあまり短い期間では、月々の返済額が高額になってしまいます。
自動車ローンの平均年数はどのくらいなのでしょうか。
実際に自動車ローンを組む期間は、3年〜5年程度の年数にする人が多いようです。
やはり、次の車の買い替えまでに完済できるかどうかを考えて組む人が多いということが分かります。
車検の時期に合わせて買い替えをすることを意識して組むのが良いようですね。
ちなみに、自動車ローンの借入期間は、銀行ローンでは7〜10年、ディーラーローンでは6〜8年程度となっています。
自動車ローン、月々2万円だとどのくらいの車が買える?
月々2万円くらいの返済で車が買えたらな・・・とお考えの方もいるのではないでしょうか。
月々2万円の返済だと、どのくらいの金額の車が買えるのでしょうか。
仮に3年間、月々2万円を返済すると72万円くらい、5年間月々2万円を返済する場合には120万円くらいになります。
ただし、こちらはあくまでも金利が含まれていない金額ですから、さらに金利や諸費用が入ってくると考えると、選べる車の本体価格はもう少し安くなってしまいます。
いずれにせよ、月々2万円返済ですと、普通車の新車を買うのは厳しいかもしれませんね。
どうしても月々2万円の返済にしたいという人は、中古車や軽自動車などを視野に入れてみても良いでしょう。
それと同時に、なるべく金利の低い自動車ローンを探すことも大事になってきそうですね。
金利が低い自動車ローンといえば、やはり、銀行などのマイカーローンの利用がおすすめです。
銀行などのおすすめ自動車ローンの比較をして、低金利の自動車ローンの契約をしましょう。